
昨年秋、AVEINの発表のためにドイツのケルンに行きました。
ケルンでは2年に一度、オルガテックという国際的なオフィス家具のショーが行われています。ケルンメッセの広大なフロアを使って、世界中のオフィス家具メーカー(2008年は39 ヵ国673 社)が集う大きなイベントです。 (more…)

私たちのテクノロジーは、すでに十分に複雑である。しかし、それよりも遙かに複雑な自然の造形物に対して、シンプルだと感じる瞬間が私たちにはある。その認識にこそ、プロダクトにシンプルさを与えるヒントがある。
Our technology is already complicated enough. Notwithstanding, in comparison to objects we find in nature that are far more complicated than our technology, we still feel simplicity from the nature. It is in this recognition that we discover clues to giving simplicity to product design.
この言葉も「骨」展カタログのスケッチページに書き付けた散文の一節です。 (more…)

私は、今、自分がデザインして今年発売されたばかりの椅子に座っています。
この椅子は、私が姿勢を変える度に、静かに呼吸しています。椅子に内蔵された複数のエア・クッションがおたがいに空気を送り合って、私の骨盤や背骨を支えているのです。
椅子の名前はアヴェイン AVEIN。
Air(空気)とVein(静脈)から名付けました。 (more…)

養老孟司さんや原研哉さんと対談して思ったこと。
それは、膜と面の違い。
私たちののからだは皮膚という膜で覆われています。太古の昔、タンパク質の塊が、環境と内部を分かつ膜を作ることができたとき、私たちの祖先の誕生しました。 (more…)

光栄にも養老孟司さんと対談させていただきました。実をいうと私は最初とても緊張していたのですが、始まってすぐ、養老さんがこんな事を。
「最初にちょっと意地悪なこと言うとね、僕は人間が作ったものには興味がないんだよ」
ええええっ、「デザインに興味なし」ですか。会場大爆笑。 (more…)

Cyclopsはとても思い入れのある作品です。私にとっての最初のロボット作品でもあります。2001年末に、日本科学未来館のオープニングイベント「ロボットミーム」展のために制作しました。
「ロボットミーム」展は藤幡正樹さんと松井龍哉さんとのほぼ3人展。会場構成は、吉岡徳仁さんに私からお願いしました。 (more…)

「機能の写像」という私の作品集があります。写真家の清水行雄さんによる私の作品写真を2006年に一冊の本にまとめました。以下その前書きから。 (more…)

原研哉さんとの対談が、盛況の内に終了しました。司会の藤崎圭一郎さんや、準備してくれた学生の皆さんのおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
私は過去に、原さんの企画する展覧会に2度参加しています。2004年の竹尾ペーパーショー「HAPTIC」展と、2007年のTokyo Fiber 「SENSEWARE」展。紙の展覧会と布の展覧会、まさに皮膜です。そういえばそのどちらにも「骨格」を重視した作品を出品したかも知れません。
どちらの展覧会でも、原さんの依頼の方法が印象的でした。 (more…)

Phasmaのオリジナルはスタンフォード大学で数年前に畑中君が制作したSprawl Robot。その後、アメリカの彼の友人達がそれを受け継いで改良、発展させたものを、takram design engineeringの畑中として、日本でさらに改良を加えて制作したそうです。この複雑な開発このプロセスは、Phasmaが、個人のアート作品ではなく、チームによって進められた科学研究の成果であることを物語っています。 (more…)