ケルン大聖堂の前のビヤホールにて
昨年秋、AVEINの発表のためにドイツのケルンに行きました。
ケルンでは2年に一度、オルガテックという国際的なオフィス家具のショーが行われています。ケルンメッセの広大なフロアを使って、世界中のオフィス家具メーカー(2008年は39 ヵ国673 社)が集う大きなイベントです。
ハーマンミラー、ヴィトラ、ウィルクハーン、ノルやカルテルなど日本でも知られたメーカーがモーターショー並の大きなスペースを使って新商品をアピールしています。活気にあふれるメーカーのブースを渡り歩き、様々な国のバイヤーや技術者、デザイナーと話ができたことは大きな収穫でした。
正直に感じたことは、ヨーロッパにおける日本ブランドの知名度の低さでした。コクヨ、イトーキ、オカムラの3大メーカーが大きなスペースを使ってアピールしていましたが、他社のデザイナーや技術者達の日本メーカーへの感心の低さに驚きます。そもそもアジアのものがほとんど見あたらないのです。
それでもアヴェインの独特のスタイルは目を惹いたようで、思ったより多くのデザイナーやバイヤーの意見を聞くことができました。
夜はコクヨの皆さんと会食。一日中歩き回ったのでビールがうまい。ソーセージを流し込みながら私はコクヨのデザイナーの木下さんに向かって言いました。
「いけるんじゃないかな?」
「そう思います。」
KOKUYO 2000 “AVEIN” の世界デビューの日でした。