骨展のきっかけになったCyclops
Cyclopsはとても思い入れのある作品です。私にとっての最初のロボット作品でもあります。2001年末に、日本科学未来館のオープニングイベント「ロボットミーム」展のために制作しました。
「ロボットミーム」展は藤幡正樹さんと松井龍哉さんとのほぼ3人展。会場構成は、吉岡徳仁さんに私からお願いしました。 (more…)
Cyclopsはとても思い入れのある作品です。私にとっての最初のロボット作品でもあります。2001年末に、日本科学未来館のオープニングイベント「ロボットミーム」展のために制作しました。
「ロボットミーム」展は藤幡正樹さんと松井龍哉さんとのほぼ3人展。会場構成は、吉岡徳仁さんに私からお願いしました。 (more…)
原研哉さんとの対談が、盛況の内に終了しました。司会の藤崎圭一郎さんや、準備してくれた学生の皆さんのおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
私は過去に、原さんの企画する展覧会に2度参加しています。2004年の竹尾ペーパーショー「HAPTIC」展と、2007年のTokyo Fiber 「SENSEWARE」展。紙の展覧会と布の展覧会、まさに皮膜です。そういえばそのどちらにも「骨格」を重視した作品を出品したかも知れません。
どちらの展覧会でも、原さんの依頼の方法が印象的でした。 (more…)
Phasmaのオリジナルはスタンフォード大学で数年前に畑中君が制作したSprawl Robot。その後、アメリカの彼の友人達がそれを受け継いで改良、発展させたものを、takram design engineeringの畑中として、日本でさらに改良を加えて制作したそうです。この複雑な開発このプロセスは、Phasmaが、個人のアート作品ではなく、チームによって進められた科学研究の成果であることを物語っています。 (more…)
今週の金曜日に原研哉さんと対談することになりました。藤崎さんが受け持つ法政大学の公開授業の一コマです。
タイトルは「デザインの骨と皮膜」。デザイン関係者にはおわかりでしょうが、私の骨展と、原さんSENSEWARE 09展を対決させようという企画意図が見え見えの公開対談です。 (more…)
今週の土曜日にはtakram design engineeringの畑中君と渡邊君のクリエイターズトーク。高速で走る6足ロボットPhasmaが生まれるまでの話が聞けて、しかも、そのゼロ号機を実際に走らせて見せてくれるらしい。必見です。
二人にはすっごく怒られると思うけれど、このPhasmaのことを妻はカマドウマって呼んでいます。てゆうか、カマドウマのことをファズマって呼んでるんです。 (more…)
もう15年ほど前になります。私たちはアップルの本拠、クパチーノでインタフェース開発グループの人たちを前にプレゼンテーションを行っていました。その時に提案したのがこのDrawingBoardというMac OSのインターフェースデザインです。 (more…)
どこの家庭にでもあるものです。なんだと思いますか。
ヒント1:上の部品が下の中央にはまります。
ヒント2:上の部品の直径は約30センチ、アルミでできています。下の部品は繊維強化プラスチック。
ヒント3:激しく回転するものを支える部品です。
答えは下の方にあります。
「骨」展も無事に開催し、まだ、いろいろと手はかかるものの、少し落ち着いた日々が戻って来ています。新緑の季節の慶應大学の湘南藤沢キャンパスは、とても美しく、私の部屋からも鮮やかな緑が見えています。
先ほど書類への印鑑を求めて学生が私の部屋へやって来ました。朱肉のついたキャップが反転する巧妙な仕組みの印鑑ホルダーを見て、学生が聞きました。
学生:「先生は、こういう便利な物は作らないんですか」 (more…)
朝早くや夕方遅くに「骨」展の会場にいくと、よく何人かの出品作家に出会います。皆さん自分の作品の点検と補修に来るのです。
「骨から考える」ということは機能やしくみをデザインすることでもあるので、この展覧会では、動いたり、さわれたりする体験型の作品が出そろいました。そのおかげか、体験できる展示が楽しいという声をたくさんいただいているのですが、問題は作品がくたびれてしまうことです。 (more…)