ダイソンさんのロマン
ダイソン社の羽のない扇風機が大騒ぎですね。
気になって調べてみたら、同じ原理の、「高速空気で周りの空気を巻き込んで増幅する装置」としては、真空ポンプや塗装用ノズルなんかに広く使われている ejector nozzle というものがありました。多くは流れの中心に、周りの空気をひっぱるための高圧ノズルが使われるのですが、リング状のイジェクターで後ろの空気を引き込むタイプもあるようです。
業界ではイジェクターと言わずに「エゼクタ」と呼ぶ方が普通らしく、ビルヂングやラジオなんかと同じように、小さい母音は使わなかった時代に外来語になった古い技術らしいです。
掃除機のサイクロンも、産業用の遠心分離器を家庭用に応用したものでした。超高速のエアーを使った装置の原理を家電に転用するのって、きっとダイソンさんの技術ロマンの原点なんですね。
ジェームズ・ダイソンさんとは数年前にお話したことがあります。両手親指キーボードの試作機を見せながら、製品化を目指していろいろなところでプレゼンしているんだということを話したら、「そりゃあ、一番苦しい時期だね」って優しく励ましてくれました。
実はダイソンさんが雑誌AXISの表紙になったとき、よく見るとINSETTO を腕に巻いてたんです。ほんの一部しか映ってないので、私しかわかんないとは思いますが。
あ、差し上げて着けてもらったわけじゃないです。お会いする以前の写真ですから。
山中さん、こんばんは。
私も確か3年くらい前に名古屋のある大学が
記念講演会を開催した時に、ジェームズ・ダイソンさんの
お話を聞きに行ったことがあります。
とても、パワフルでユニークな方でした。
それは、お顔にも表れていますね。
今じゃあ、サイクロン=ダイソンですものね。
ハンディタイプが特に気になっています。
ただし、ちょっと音が大きいのが玉にキズでしょうか?
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powaroさん、こんばんは。山中です。
高速の空気の流れを使う機械は、しばしば高いキーンという音が出てしまいます。デュアルサイクロンの宿命でもあるのですが、この扇風機ではどうなのでしょう。実物を見るのが楽しみですね。
是非、実物を体験してみたいです。
掃除の面でも、スラットって結構ほこりが吸着するので、
これはいいですね。