奇人天才シリーズその2:土佐信道さん
奇人天才シリーズ第2弾です。ここでも何度か紹介させていただいていますが、やはり土佐信道さんを上げないわけには参りません。
Wahha Go Goの声を初めて聞いたとき、本当に逃げ出したくなりました。そして、この人の作るものは何か本質的に予想外であると確信しました。「この世にあってはいけない地獄の底からの声」と評して、今や講演会にも引っ張りだこの田川欣哉君も、天才にはかなわないと溜息を漏らします。
優れたデザイナーや設計者は、きちんと計画された土台の上に膨大な成果を積み上げます。ときにはそびえ立つ山のような高みに到達する人もいますが、それでもその成果には、なじみのある山麓に連なる安心感があります。しかし、天才のもたらすものには、裾野が見えません。山というよりもいきなり高いところに降ってわいてくる積乱雲のようです。驚嘆してひれ伏すか、恐怖して逃げ惑うしかないのです。
そんな土佐さんの、ちょっと変わったお人柄については、これまでもいくつか紹介して来ましたが、最近のものを一つ、つけ加えたいと思います。私は居合わせることができなかったので、スタッフと学生から聞いた話です。
先日、学生達が明和電気に見学に行ったときのことです。土佐さんの友人に特殊メイクの専門家の方がいらして、メイクで何にでも化けられるとしたら何になってみたいか、というのが話題になったのだそうです。いろいろな動物や人物の名前があがって、大いに盛り上がったのですが、聞かれた土佐さんの答え:
「自分のおかん。○○○(お母様のお名前)になって、商店街を歩いてみたい」
本質的に予想外です、天才の言葉は。
(写真撮影:吉村昌也)
類は類を呼ぶ・・・。
山中さんご自身が奇人(これは?です)天才なので、
同じように秀でた方たちが集まるのですね。
今日、自分のblog(http://powaro-h.blog.so-net.ne.jp/2009-10-16)に山中さんのコンパスをご紹介させていただきました。
実は今Twitterをやってますが、そのお仲間が、
かっこいい、美しい・・・と言ってお返事くれました。
powaroさん
私は天才じゃないです。
奇人でもないですと言い切る自信はありませんが…。
Compassの紹介ありがとうございました。