Mac plusからの日々
実は私は、Macintosh PlusからMacを使っている、筋金入りのアップルユーザーです。1987年だったと思うのですが、友人のオフィスを手伝っていたときにplusに出会いました。今となっては信じられないことですが、ハードディスクのないマシン。OSである漢字talkのフロッピーディスクとアプリケーションディスク、文書などのデータディスクのそれぞれをmacの前に置いて、しょっちゅう入れ替えながらの作業でした。
メモリの上に記憶されているのはOS やアプリの一部だけなので、ちょっとメモリーを食う機能(例えばカナ漢字変換)が必要になる度に「漢字Talkのディスクを入れてください」というメッセージが出て、データディスクがべーっと吐き出されるのです。指示されたディスクを入れるとしばらくかちゃかちゃ読み込んで、またべーっ、「データディスクを入れてください」。これの繰り返しで、一つの文書を作るのに、4,50回はディスクを入れ替えていました。
それでも、フォントや文字の大きさを文字毎に指定できて、自由な位置にテキストを配置できるパソコンは、画期的で感動ものだったんですよ。
その後フリーのデザイナーとして活動を始めるにあたり、後にDTPセットと言われるようになるMac IIとLaserWriter II NTX-Jを買いました。併せて300万円也。妻の貯金で買ってもらったので、今でも頭が上がりません(それだけじゃないけど)。
上の写真は「MacBook Airの解剖」のときに、キーボードの裏側をめくったところです。良く元に戻ったものです。