ブレードランナー達
最初は、グランドの隅の方から眺めていました。怖くもありました。「デザイン」などという言葉が入り込む余地がないのではないか。彼らの切実な状況に、デザイナーなど必要とされていないのでないか。
しかし、練習会に参加し、義足のアスリート達を見て、やはり本物は美しいと思いました。彼ら、彼女たちの走り、跳躍する様を夢中になってスケッチしました。
私がスケッチしているのを見て、ある選手が声をかけてくれました。 (more…)
最初は、グランドの隅の方から眺めていました。怖くもありました。「デザイン」などという言葉が入り込む余地がないのではないか。彼らの切実な状況に、デザイナーなど必要とされていないのでないか。
しかし、練習会に参加し、義足のアスリート達を見て、やはり本物は美しいと思いました。彼ら、彼女たちの走り、跳躍する様を夢中になってスケッチしました。
私がスケッチしているのを見て、ある選手が声をかけてくれました。 (more…)
今、慶應の山中研究室の学生達に、夏休みの特別研究プロジェクトとして「物理法則を実感できるプロダクト(実験キット等)をデザインする」という実験授業をやっています。 (more…)
昨日の「骨」展のワークショップでは皆さんにいろいろな絵を描いてもらいましたが、最初に描いてもらったのはニワトリでした。
18年前、東京大学の助教授として、初めて研究室で持ったときのことです。私の部屋に集まった学生達に、今回と同じように「鶏を思い出して描いてごらん」と問いかけました。その時、ひとりの学生が4本脚のニワトリを描いたのです。 (more…)
何もかもうまくいっているように見えました。レセプションの直前まで。
ところがレセプションが始まった直後、私の研究室のflagellaが動かないと言う連絡。ええっ、さっき最後に全体を見て回った時は完璧に動いていたのに…。 (more…)
慶應の私の研究室では、アスリート用義足のデザインを研究しています。今日は北区にある障害者スポーツセンターに、義足ランナーたちの練習を見に行きました。 (more…)
大学と言うところは面白いところだ。機械工学を学んだこともなく、機械加工の経験もない大学院生に、作るべきものの意義を話し、スケッチを渡しただけでできてしまうものもある。
昨日発売のアエラに勝間和代さんとの対談が掲載されています。その中で話題になっている義足のひとつがこれです。坂井さんのブログで紹介いただいたものとは別バージョンです。「骨」展にも参考出品の予定。以下は、慶應大学の私の研究室で進めている「美しいスポーツ用義足」プロジェクトの展示用解説文から。(写真:清水行雄)