About Drawing Board
Drawing Boardのその後については、様々な方のブログで情報を得ることができました。
Mac OS8のデスクトップテーマとしての正式採用が見送られることになった落胆の方が大きくて、私自身はその後の情報を集めることもしなかったので、皆さんからいろいろ教えていただくかたちになりました。私からの情報発信についても、採用が延期になったので控えてくれと言われていましたし…。
Drawing Boardが、その後、非公式に広まっていったのは有名なことのようですが、その非公式版にも、ちゃんと私の名前の入ったクレジットボードが付いていたらしいです。
アップルの側の担当メンバーの名前もSpecial Thanks toと言う形で入っていますね。約1年間、スケジュールに沿って、毎週のように様々なパーツのデザインをサーバーにアップし、その度にPatと技術上の問題でやりとりしたのを懐かしく思い出します。
ここにある名前のうち、今もアップルにいるのはおそらく木田泰夫さんだけですね。木田さんは「ことえり」の開発者で、現在はクパチーノで重要な地位にいるはずです。気さくで親切な木田さんには大変お世話になりました。その後何となくお会いしていませんが、いつかきちんとお礼が言いたいです。
Mac Treasure Tracing clubのバナーがDrawingBoardをベースに作られていることをnobonさんのエントリーで知りました。確かに私が描いた線です。
当時のは、データを軽くするためにOS関係のすべてのパーツを256色で作ることが義務づけられていた(アンチエリアスも半透明も使えない!)ので、この手書き風の質感を出すのにとても苦労したのをよく覚えています。