骨休めのバンクーバー
「骨」展が終わって、リーディング・エッジ・デザインは3週間ほど「骨休め」に突入しました。
今日から私はバンクーバーです。のんびりできるかというと、いろいろ締め切りに追われていて、じくじくとノートパソコンでCADデータをいじっていたりしています。
妻が留学中の娘といっしょにしばらくここで暮らすことになったので、今日はいろいろと生活用品の買い出しでした。食器洗い機や洗濯機の洗剤、シャンプーとリンス、トイレットペーパー、マヨネーズやオイル、などいろいろベーシックな生活用品を買おうとしてみると、日頃どれだけブランドに頼って買っているか実感できます。
聞いたことないブランドが並んでいて、しかもパッケージのセンスもまるで違うから、見当がつかない。ついつい日本でも使っていたカスケードなんかがあると、安心して買ってしまいますね。パッケージデザインが、製品名と同じように言葉として浸透していることを痛感します。
実際にコンドミニアムのキッチンを使い始めてみると、これもいろいろ文化の違いでなかなかスムーズに行かない。換気扇のスイッチひとつ見つけられなくて右往左往するのですが、そのあたりはまた報告します。
写真は、2006年にOXO社から発売された、私がデザインしたキッチンツールです。この製品群は主に日本市場向けですが、OXOはアメリカの会社なので、日米のキッチンツールの違いをかなりていねいに検証しながらデザインしました。その過程で北米大陸のキッチン事情もかなり理解したつもりだったのですが…。
photo by Yukio Shimizu