私がなんとかしようと思うとき

Sketches,Works — yam @ 12月 28, 2009 8:16 pm

ac-sketch10

年末はどこへ行っても混んでいますね。

必要に迫られて買い物にでかけ、歩き回ったものの、気に入る物がちっとも見当たらないことがあります。そういうときは買わない決断も大切。買えなかった経験は、そのアイテムをデザインするための強いモチベーションになります。よし、私がなんとかしようと。

逆に言うと、ショップに行けば魅力的な物にたくさん出会える商品については、今一気持ちが盛り上がらない。別に自分がデザインしなくても…とか。

怠惰の言い訳になってしまいそうですが、私があまりソファや小椅子をデザインしない理由は、おそらくここにあります。多分、食器をデザインしてこなかった理由も。デザイナー達がこぞって家具をデザインするところをみると、自分もひとつ、と思う方が自然なのかもしれませんが。

スケッチは1999年に提案したエアコン。まさに、自分が何とかしてやろうと意気込んでデザインしました。おだやかな風を部屋の遠くまで運ぶための、「向きの変わる本体」+「帆のような膜状の構造物」の提案。今でも気に入っているアイデアのひとつです。

0 Comments »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URI

Leave a comment

Copyright(c)2024 山中俊治の「デザインの骨格」 All rights reserved. Powered by WordPress with Barecity