会場でお会いしましょう

Bones — yam @ 6月 9, 2009 12:12 am

column2

朝早くや夕方遅くに「骨」展の会場にいくと、よく何人かの出品作家に出会います。皆さん自分の作品の点検と補修に来るのです。

「骨から考える」ということは機能やしくみをデザインすることでもあるので、この展覧会では、動いたり、さわれたりする体験型の作品が出そろいました。そのおかげか、体験できる展示が楽しいという声をたくさんいただいているのですが、問題は作品がくたびれてしまうことです。

テーマパークなどでは、試運転の期間をたっぷり取って耐久性をテストし、オープン後は、あらかじめ用意した予備の部品やマシンに定期的に入れ替えるのですが、私たちにはそんな余裕はありません。そこで「実験室」エリアにある作品たちは、会期中も作家達によって日夜研究され、改良、補修されています。

会場を訪れた方は、作品に付属するパソコンや、プロジェクター、コードなどがほとんど隠されていないことに気づかれたのではないでしょうか。骨だけで構成された「骨」展独特の会場デザインは、メンテ作業に配慮した「現場」でもあるのです。

明和電機の土佐さんなども、しょっちゅう会場に来てくれている作家のひとりです。もし作家の方や私を会場で見かけたら、遠慮なく声をかけてみてください。

(写真撮影:吉村昌也)

2 Comments »

  1. Yamanaka Toshiharu is one of the persons to be admired because of his works. His designs are excellent and award winning. No one can ever question his excellence. I was exposed to Toshiharu’s works because of my grandfather. My grandfather, a member of the Over 60s travel insurance, has made me realize the beauty of designs and how to appreciate those.

    コメント by Emily Mcpherson — 4月 11, 2011 @ 10:26 pm
  2. Amazing artistic designs. Although this article is in Japanese but i can relate through the photos. I am an artist myself. It doesn’t need words to appreciate arts.

    J. Williams
    Website: bostonmamovingcompany.com

    コメント by John Williams — 4月 18, 2011 @ 12:09 pm

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