会場の設営が終わりました
「骨」展の会場構成を担当しているトラフ建築設計事務所は、目黒線沿いの静かな住宅街の中にあります。
そこを訪ねたのはちょうど1年前。狭い路地奥に立つ工場のような不思議な建物でした。階段の下に猫、庭木の影にも猫、そしてオフィスにも…。建物のオーナーさんが猫大好きで十数匹飼っているとか。2階のだだっ広いスペースをグラフィックデザイナーの山野さんとシェアして使っていました。その山野さんには会場のグラフィックワークを担当いただいています。
トラフさんに会うのは初めてでした。ここ数年のショップインテリアや展覧会の会場構成を雑誌やウェブでピックアップしていくうちに、会ってみたいと思ったのです。この人に、と思った基準は、あえて言えばポリシーでしょうか。作品に一貫した思想を感じること。そしてその思想に私が共感できること。
2001年のロボットミーム展の会場構成を吉岡徳仁さんに依頼したときも、2005年にwillcomのグラフィックワークを水野学さんにお願いしたときも同じような経緯でした。お二人ともすばらしい結果をもたらしてくれ、今も大切な友人です。
猫たちに会ってからほぼ1年、膨大な量のミーティングとプランニング作業を経て進められてきた「骨」展の会場設営は、ようやく今日終了しました。
展示空間のテーマも骨格。会場のあちこちで、写真のような骨が、天井と床をつないでいます。安藤忠雄氏設計の完成度の高い地下空間に、あえて廉価な角材で膨大な数の柱を付加する冒険です。
その会場を何度も歩き回って思います。鈴野さん、禿(かむろ)さん、五十嵐さん、あなたたちに声をかけて本当に良かった。
こんにちは、「骨」展を楽しみにしている一般人です。設営おつかれさまでした。
私がこちらを知ったのは、「カルティエ展」に行く→吉岡徳仁さんを知る→徳仁さんが載ってる、竹尾さんの「HAPTIC」を読む→山中俊治さんを知る といった経緯でした。
「HAPTIC」での対談などを読んで、どんなものをどう考えて作られてる方なんだろう、とすごく知りたくなりました。
今回はそんな山中さんの作品と、山中さんが見たいと思われたクリエイターの方々の作品が見られるので、とても楽しみにしています。特に、からくり人形はいわば中世の人工生命だと思うので、興味あります。
今、ミッドタウンのあちこちに「骨」展の告知が掲示されてますが、遠目にも「おっ?」と目を引きますね。盛況の予感です・・・!
はじめまして。
坂井直樹さんからお話を伺ってから、
ものすごーく楽しみにしていました。
今回の日記も、卓さんはじめ、皆さんとひとつになって作り上げていく
ライブ感がすばらしく、
まるで一緒に会場を歩き回っているような臨場感がありました。
山中さんのしつこさやこだわりが、すごくいい感じで、好きです。
なんていわれても嬉しくないと思いますが(^^;)
本番まで、体調をくづしませぬよう。
オープニングパーティーから、きっとものすごい人でしょうね。
おめでとうございます。
カメノさん、こんにちは。玉屋さんから、直々にからくりの操作を教わりました。次のエントリーを見てください。佐藤卓さんデザインの「骨」のポスターは私も大好きです。
天遊さん、ありがとうございます。
しつこさやこだわりでは負けないつもりです。会場でお会いできると良いですね。