ご近所のマングース

Bones — yam @ 4月 17, 2009 5:15 pm

mongoose_assy

 

昨年の秋、リーディング・エッジ・デザインのサテライトオフィスを下北沢の近くに作りました。私のアトリエは多摩丘陵のちょっと不便なところにあるので、都心から結構時間がかかります。展覧会が近くなると、作家の皆さんやメーカーさんとの打ち合わせの頻度が半端じゃなく、その度に出て行くのも来てもらうのも大変なので、都内に出張準備室を設けた形です。

こういうと「そこまでしますか」と皆さんに驚かれるのですが、私は、仕事の状況に合わせて場所を変えることにはほとんど抵抗がありません。住居も十数回移動させていて、引っ越しの常連でもありますし。

世田谷区内には住宅街の中に不思議に緑の多い一角が点在してます。立派な森があって以前から気になっていた場所に、最近ちょっと面白い低層の集合住宅ができたので借りてみました。

実は、同じ集合住宅内に「骨」展に参加するMongoose Studioのオフィスがあります。2007年のSENSEWARE 展で一緒だったこともあり、すでに人を介して「骨」展への参加も打診していたので、自分たちの新しい仕事場と彼らの住所が同じであることに気がついたときには、かなり驚きました。彼らのスタジオは活気があってとても楽しいものです。FuwaPicaなど、軽快でおだやかな印象の作品が持ち味ですが、スタジオには結構オタク度の濃いものが並んでいたりします。

そんな彼らが「骨」展のために製作中の作品は「Galvanic Frame」。 人の位置や荷重をリアルタイムに知ることのできる構造体のベンチです。(写真:吉村昌也)

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