サメの歯をまねたわけではない

Bones,Works — yam @ August 2, 2009 2:51 am

oxo_blade

プロダクトに有機的なスタイルを与えることよりも、洗練された設計解の達成によって結果的に有機的な印象になることの方が上位にある。

It is far more noble to gain an organic expression as a result of sophisticated structure, than endowing products with an organic styling.

OXOの大根おろしは、実は鮫の歯をヒントにされたのではありませんか。」

先日、SFCフォーラムという場で講演したときに、会場からこんな質問がありました。言われてみれば、こんな印象の歯を持つ鮫がいたような気がします。でも私は、一度も生き物の歯に似せようと考えたことはなかったので、かなり意表を突かれてしまいました。

すでにいろいろなところで私自身が話していますが(例えばここ)、この歯並びは昔ながらの職人が作る大根おろしの歯を参考にして、意図的に「でたらめさ」を設計したものです。たくさん試作して、実験して、ようやくたどり着いたものなので、生物の歯のような印象があるとしても、それは意図したことではありません。

冒頭の文章は「骨」展カタログに寄せたものです。この大根おろしを念頭においたわけではなかったのですが、おかげで実例を見つけることができました。

0 Comments »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URI

Leave a comment

Copyright(c)2021 山中俊治の「デザインの骨格」 All rights reserved. Powered by WordPress with Barecity