横倒しのクルマ

「骨」展に展示される「工業製品の骨」の最大のものがこれです。一番問題になったのは21_21に搬入が可能かと言うことでした。クレーンを使って吹き抜けから地下に降ろす事は可能なのですが、大変なコストがかかります。そこで検討されたのが正面玄関から入れる方法でした。
21_21の正面玄関は、幅が1.4mしかありません。しかも二重扉になっていてその場所がかなり横方向にずれています。狭い所をS字に通らなければならないので、軽自動車でもちょっと無理。
唯一可能性があるのはクルマを横倒しにして、人海戦術で運んでしまうことでした。通常は1トン以上ある乗用車も、骨だけにしてしまうと300キロしかありません。またこのクルマはスポーツカーなので車高が低く、タイヤを取ってしまえば120センチ以下。横にすれば通るかもしれない。
数ヶ月前から図面を取り寄せ、図面によるシミュレーションや実物大のボードを使った実地試験の結果、何とか可能であることがわかりました。
ようやくそれが、一昨日実行されたのです。到着したホワイトボディの周りに鉄パイプでフレームを組んで、10人がかりで横倒しにして搬入。
先日のスケッチの正体はこのクルマでした。もうおわかりですよね。よく見ると写真の中に車名があります。


