小石川の美しい博物館

Bones — yam @ 5月 8, 2009 8:33 pm

koishikawabunkan

昨日は東京大学の総合研究博物館小石川分館を訪れました。かつては徳川幕府の薬園であった小石川植物園の日本庭園に面した重要文化財の美しい建物です。

この博物館は、東京大学に蓄積されていた学術標本や実験装置などを展示するために昔の建物を再利用したものです。ここの教授である西野嘉章先生は、各学部の研究施設を精力的に回って、まさに捨て去られようとしていた数多くの歴的な教材や研究のための機器を収集してこられました。昨日はご本人に案内していただいて、うれしいやら、恐縮するやら。

巨大な地球儀を中心に、医学部や理学部で教材とされていた生物の各種標本、薬草のサンプル、図版などが、所狭しと並べられています。工学部で捨てられようとしたという定規やコンパス、蒸気機関、機械式計算機、計測器、歯車やリンクの機構モデルなど、木とガラスと金属の洗練された構造と職人技の見事さに感動しました。

「骨」展にぴったりの物がたくさんあって…もっと早くに知れば良かったと思いつつ、交渉中。間に合うのかっ?

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